「家を買うべきか、それとも賃貸のままでいるべきか」
多くの人が悩むテーマです。どちらにもメリットとデメリットがあり、正解は人それぞれ。
ここでは、賃貸と購入を「費用・自由度・将来の安心」の視点から比較してみます。
1. 費用面の違い
賃貸
- 初期費用は敷金、礼金、仲介手数料など、数十万円程度で済む
- 月々の家賃は支払い続けるが、資産にはならない
- 貸主負担の設備は修繕費用がかからない
- 更新料や引越し費用も定期的に発生
購入
- 頭金や諸費用など初期費用は数百万円規模になることも
- 月々のローン返済は家賃と同じ感覚で支払い
- 建物の定期的なメンテナンス費用がかかる
- ローン完済後は住居費が大幅に減少
- 将来売却や賃貸に出すことで資産になる
2. 住み替えや自由度
賃貸
- 気軽に引越しできる
- 家族構成や転勤などライフスタイルに合わせて柔軟に対応できる
- 内装やリフォームの自由度は低い
購入
- 自分の家なのでリフォーム・リノベーションが自由
- 引越しは簡単ではないが、売却や賃貸に出すことで住み替えも可能
- 長期的に腰を据えて暮らしたい人に向いている
3. 将来の安心感
賃貸
- 高齢になると契約更新や新規契約が難しくなる場合がある
- 家賃は一生支払い続ける必要がある
購入
- ローン完済後は住居費負担が大きく減る
- 自分の資産として子どもや家族に残せる
- 老後の住まいの安心につながる
4. 具体例でシミュレーション
例:家賃 10万円の賃貸 vs 3,500万円の住宅購入(35年ローン・金利1%・頭金500万円)
- 賃貸:35年間で支払う家賃 → 約4,200万円(更新料や引越し費用は別途)
- 購入:35年間での返済総額 → 約3,800万円+固定資産税など
→ 住み続ける前提なら購入のほうが総額は安くなる可能性が高い
まとめ
- 短期的な柔軟さを求めるなら賃貸
- 長期的な安心や資産形成を重視するなら購入
どちらが良いかは「ライフスタイル」と「将来設計」で変わります。
大切なのは、数字や条件を比較して、自分に合った選択をすることです。
賃貸・売買の両方を扱う立場からすると、金額の大小よりも、老後の安定が大きく影響すると思います。
生涯賃貸の場合、高齢になると引越しのハードルが格段に上がります。今住んでいる場所に住み続けたとしても、建物の老朽化による解体は避けられず、退去のリスクから完全には逃れられません。
将来的には、高齢者でもより簡単に住まいを変えられる仕組みが整うことを願っています。
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