実家が古すぎてボロボロだから、このままでは買い手がつかないかもしれない。 「いっそ自分たちで解体業者を呼んで、綺麗な『更地』にしてから売りに出したほうが、早く・高く売れるのではないか?」
一見すると理にかなっているように思えるこの行動ですが、現在の不動産市場において、素人判断で古い家を解体するのは「取り返しのつかない数百万円の赤字」を生み出す最も危険な行為の一つです。
今回は、古い実家を自腹で解体してはいけない決定的な理由と、近年急増している「解体費用の異常な高騰トラブル」について解説します。
1. 法改正による「アスベスト調査・除去」の義務化
今、日本全国で家の解体費用が劇的に跳ね上がっています。
その最大の原因が、2022年〜2023年にかけて厳格化された「アスベスト(石綿)」に関する法改正です。
築30年以上の古いご実家の場合、屋根瓦や外壁の塗料、内装材などにアスベストが含まれている可能性が非常に高くあります。
現在の法律では、家を解体する前に必ず「有資格者による事前調査」が義務付けられており、もしアスベストが発見された場合、周囲に飛散しないよう特殊な防護シートや作業服を用いた「特別な除去工事」を行わなければなりません。
昔なら150万円で壊せたような普通の木造戸建てが、アスベストの除去費用が上乗せされることで300万円〜400万円以上の莫大な請求に跳ね上がるケースが続出しているのです。
2. 地下から「大量のゴミや古井戸」が出てくる恐怖
高額な解体費用をなんとか支払い、ようやく更地になったと安心したのも束の間。さらに恐ろしい事態が、地中(土の中)に潜んでいることがあります。
- 昔の建物の基礎コンクリートが埋まったままになっていた
- 祖父の代で埋めてしまった「古井戸」が出てきた
- 大昔の建築業者が、廃材や瓦礫(ゴミ)を庭の土の中に不法投棄していた
これら「地中埋設物」が解体工事中、あるいは解体後に発見された場合、その撤去費用はすべて土地の所有者であるあなたが負担しなければなりません。
地中のゴミを取り除くために、さらに数十万円〜100万円単位の追加費用(自腹)が飛んでいくことになります。
3. 一括査定サイトの「とりあえず更地に」という無責任な言葉
ネットの一括査定サイトを利用すると、営業マンから「建物が古いので、売主様のご負担で更地にしていただければ、〇〇万円で高く売れますよ」と軽く提案されることがあります。
しかし、彼らは解体業者ではありません。
アスベストの追加費用がいくらかかるのか、地中から昔のゴミが出てきたらどうするのかといった「解体の泥臭いリスク」については一切責任を負わず、単に「更地の方が(自分たちが)売りやすいから」という理由だけで提案してきます。
言われるがままに数百万円の自腹を切って更地にしたものの、結局買い手が見つからず、空き家の特例(固定資産税の減額)も外れてしまい、高い税金と解体費用の借金だけが残ってしまった……という悲劇が後を絶たないのです。
まとめ:ハンマーを入れる前に「古家付き土地」での売却検討を
不動産売却の鉄則は、「まずは1円も手出しをせず、現況のまま売る方法を探る」ことです。
解体費用やアスベストのリスク、地中埋設物のトラブルをすべて「買主側(またはプロの買取業者)」に背負ってもらい、そのままの状態で引き渡す「古家付き土地」という売却方法が必ず存在します。
売却価格から解体費用分が差し引かれる形にはなりますが、売主が事前に数百万円の現金を払い、後から追加請求に怯えるようなリスクは完全にゼロになります。
当社は八潮市で30年以上、数多くの古い実家の売却を手がけてきました。
「解体した方がいいのか、そのまま売るべきか」。
お客様の状況と、実家の築年数や建材のリスクをプロの目で見極め、手元に一番安全に現金が残る出口戦略をご提案します。
解体業者に見積もりを依頼する前に、まずはそのままの状態で私たちにご相談ください。
【古い実家の解体・処分でお悩みの方へ】
☑️ ボロボロの実家を、自腹で解体すべきか迷っている
☑️ アスベストや地中のゴミなど、見えない追加費用が怖い
☑️ 1円も手出し(自腹)をせずに、そのままの状態で手放したい
三共コスモスが、現状のままで一番手出しとリスクの少ない売却方法をご提案いたします。
無理な売却・解体提案は一切いたしませんので、安心してご相談ください。



