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高額物件の競売から見える、任意売却の意義と現実

2025.11.23

 

港区の某マンションが基準価格約5億円で競売情報として公示されましたね。

保証金だけで1億円超え…別世界の出来事のようです。

このまま競落されるようであれば、業者による転売の可能性も高いのではないかと感じます。

 

物件が競売に至る背景にはさまざまな事情がありますが、気になるのは『任意売却という選択肢を検討しなかったのか』という点です。

 

以下、任意売却と競売の最大の違いについての所感をメインに書いています。

 

私の勤務する八潮市でも、以前から差押えが付住宅が最近になって競売情報として公示されました。

今年の春頃には遠方の不動産会社が専属専任媒介で販売活動を行っており、レインズ上でも「申込あり」と表示されていたように記憶しています。

 

直接相談を受けたわけではないため詳細は分かりませんが、最終的には各債権者との交渉がまとまらず、任意売却に至らなかったのかもしれません。

 

任意売却を行うためには、住宅ローンの抵当権者はもちろん、固定資産税や事業税の差押権者、その他借入先の債権者等、関係者全員との調整を進めながら売却価格を決定し、限られた期間内で確実に売却を成功させる必要があります。

 

また、任意売却に成功しても、残った負債が免除されるわけではない点は競売と同様です。

 

近年は競売の落札価格が上昇傾向にあり、価格面での任意売却の優位性が必ずしも大きくないように感じています。

 

任意売却では、上手くいけば引越し費用を確保できる一方、競売の場合でも立ち退きまでの期間を利用して引越し資金を準備することが可能です。

 

それでも私が任意売却をおすすめしているのは、『将来の再スタートが切りやすい』という点にあります。

 

競売は近隣に知られる可能性が高く、住み続けづらさから不安や恐怖を抱え、結果として夜逃げしてしまうケースも少なくありません。

 

任意売却は、競売という重い状況に陥る前に早期に債務の整理を進め、これ以上傷を深めないための手段でもあります。

 

売却後に債務が残る場合は彼是する必要がありますが、一定期間を経れば再度住宅ローンを組み、不動産購入を検討できる可能性もあります。

 

私自身、一人で抱え込みがちな性格なので胸を張って言いにくい部分もありますが、状況が悪化していると感じた時こそ、一人で悩まず相談することが大切だと思っています。

 

住宅ローンの不安であれば融資元の金融機関へ、市税の滞納であれば市役所の納税課へ相談すれば、解決策を一緒に検討してくれるはずです。

また、不動産に関する漠然とした不安がある場合は、不動産会社に相談してみるのも良いでしょう。

経験豊富な担当者であれば、きっと力になってくれるはずです。

八潮市・草加市内にお住まいで、住宅ローンなどのご返済に不安をお持ちの方は、どうぞお気軽に当社へご相談ください。

各債権者との交渉からお引越し先のご提案まで、ワンストップでスムーズに解決へ進められるよう、丁寧にサポートいたします。

 

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