先日、八潮市にお住まいの方から不動産売却の査定依頼をいただきました。
現在のご自宅を売却し、その資金をもとに新居を購入したいという、いわゆる住み替え計画についてのご相談です。

　

本当にありがたいことに、近年このような住み替えに関するご相談が増えています。

　

インターネット上には住み替え方法に関する情報が数多く掲載されていますが、いざそれをご自身の状況に当てはめて考えてみると、複雑に感じる方が多いのではないでしょうか。
また、自分では気づいていないポイントを知りたい、より良い提案を受けたいという思いから、専門家に相談される方も少なくありません。

住み替えの方法としてよく話題になるのが、
「先に売る」か「先に買う」かという選択です。
どちらが良いかは、その方の資金状況やライフプランによって異なるため、インターネット上ではどうしても一般論の説明にとどまりがちです。

例えば、銀行評価が良く住宅ローンを利用できる方であれば、先に新居を購入し、引っ越し後に住宅ローン残債のある自宅を売却することも可能です。
ただし、売却が完了するまでの間は住宅ローンが二重払いになるため、
引っ越し後も一定の預貯金が必要になります。

　

住宅ローンが問題なく組める場合、私は先に購入する方法をおすすめすることが多いです。
というのも、住み替え計画の発端は多くの場合、
「現状の住まい環境を改善したい」という明確な目的があるからです。
その目的を達成できる物件を購入することで、住環境の改善を早期に実現できます。

　

ただしこの場合、現在のご自宅について
「最低でもこの金額で売却できる」という目安（担保）を事前に把握しておくことが重要になります。

一方で、先に売却しなければ購入先の住宅ローンが組めない場合には、
売却活動と並行して、購入希望条件をしっかりと固めておく必要があります。

　

≪いくらで売却し、いくらの物件を購入し、全てが完了した時に手元にいくら残るのか≫

これらを具体的にシミュレーションし、事前に計画を立てておくことが肝要です。

　

ただし、実際に購入物件の具体的な選定を始めるのは、基本的に自宅の買い手が決まってからになることが多いです。
限られた期間内で希望条件に合う物件を探す必要があるため、精神的な負担が大きくなりやすい点はデメリットと言えるでしょう。

売却のご相談をいただき、実際に面談する際には、このような住み替えの進め方や注意点についてお話ししています。

　

お客様が抱えている漠然とした不安やご希望を丁寧に整理し、ご自身に合った住み替え計画を一緒に考えること。
それが、私の最初の仕事だと考えています。

八潮市・草加市にお住まいの方で、不動産の住み替えをご検討されている方は、ぜひお気軽に当社へご相談ください。
まずはお客様のご状況やご希望を整理し、住み替え計画の明確化からお手伝いさせていただきます。