不動産の中古物件を売却する際、多くの場合は「相場」を基準に価格を決めることになります。
周辺の成約事例、公示地価、路線価、築年数、専有面積などを総合的に見て、おおよその相場価格が算出されます。
実際、市場に流通している中古物件の大半は、この相場の範囲内で売買が成立しています。
そのため「相場から大きく外れた価格では売れない」という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし、中古物件であっても、相場が二の次になるケースは確かに存在します。
相場より安くなる代表例「事故物件」
分かりやすい例として挙げられるのが事故物件です。
心理的瑕疵がある場合、一般的には相場価格から2~3割程度下がるケースが多く見られます。
これは買主の心理的抵抗が価格に反映されるためで、「相場」はあくまで参考値であり、最終的な価格は需要と供給のバランスで決まるという典型例です。
逆に、相場より「遥かに高く売れる」中古物件も存在する
一方で、非常に稀ではありますが、相場を大きく上回る金額で成約する中古物件も存在します。
その理由は明確で、相場を無視できるほどの強力な付加価値がある場合です。
例えば八潮市でいえば、駅徒歩1分の「マインループ」。
駅前再開発や街の成熟が進めば進むほど、
- 駅から近い物件
- 駅前のランドマーク的マンション
の価値は相対的に高まっていきます。
特に「駅徒歩1分」という立地は、将来的に同じ条件の物件が新たに供給される可能性が極めて低く、希少性が価格を押し上げる要因となります。
さらに以下のような条件が重なればどうでしょうか。
- 最上階
- 角部屋
- 南向き
- 眺望良好
これらの要素が組み合わさった物件は、「相場の平均値」で測ること自体が難しくなります。
購入検討者の中には、「この条件の部屋が欲しくてずっと待っていた」
という方が一定数存在するため、価格よりも希少性を優先した判断がなされることがあります。
その結果、相場より大幅に高い金額で成約するケースが生まれます。
ただし、相場を超えて売れる物件には明確なデメリットもあります。
それは、買主が極めて限定されるという点です。
条件に強く刺さる人が現れれば短期間で成約する可能性がある一方で、一年以上売れない可能性も十分にあります。
「高く売れる可能性」と「売れないリスク」が表裏一体のため、時間的余裕がない売却では、慎重な判断が求められます。
付加価値以外で相場が二の次になるケース
相場を超える取引が起こるのは、付加価値がある物件だけではありません。
代表的なのが隣地所有者が購入するケースです。
不動産業界には「隣の土地は倍出してでも買え」という言葉があります。
以前から強く購入を希望していた隣地所有者が現れれば、相場はほとんど参考程度となり、取引が成立することもあります。
それでも不動産売却の基本は「相場」
ここまで相場を超えるケースを紹介しましたが、
市場に出回る不動産の大多数は相場の範囲内で売買されているのが現実です。
そのため、
- 売却期限が決まっている
- 住み替え資金を確保したい
- 住宅ローンの返済計画がある
といった場合には、相場を重視した価格設定が重要になります。
一方で、
- 売却に時間をかけても問題がない
- 相場を上回って売れる明確な根拠がある
- 希少性や立地に強みがある
このような条件が揃っている物件であれば、相場より高い価格での売却にチャレンジする価値は十分にあります。
不動産売却は「正解が一つではない」からこそ、物件の特性と売主様の状況に合わせた戦略が重要です。
八潮市・草加市で中古物件の売却をご検討中の方は、相場だけにとらわれず、ぜひ一度ご相談ください。
物件ごとの強みを踏まえた売却プランをご提案いたします。



