実家を相続して空き家になった際、「誰も住んでいないのだから、無駄な基本料金を払わないように電気も水道も解約してしまおう」と考えるのは非常に自然なことです。
しかし、もしそのご実家が公共下水道に接続されておらず、「浄化槽(じょうかそう)」を使用している古い戸建てだった場合、安易に電気を止めるのは大変危険です。
今回は、古い実家の売却時に発覚しやすい「浄化槽」の隠れたトラブルと、放置することで発生する無駄な出費について解説します。
1. 電気を止めると「ブロワー」が止まり、バクテリアが死滅する
浄化槽は、地中に埋められたタンクの中で「バクテリア(微生物)」の働きを利用して生活排水や汚物を分解し、綺麗な水にしてから側溝などに流す設備です。
このバクテリアが呼吸して生き続けるためには、常に空気を送り込み続ける必要があります。その空気を送り込むための重要な機械が「ブロワー(送風機)」です。
ブロワーは電気で動いているため、空き家になったからといって家の電気を解約してしまうと、ブロワーも停止してしまいます。
空気がいかなくなった浄化槽の中では、数日でバクテリアが死滅します。
すると汚物の分解ができなくなり、タンクの中で強烈な腐敗が進行し、ご近所一帯にひどい悪臭を放つ原因になってしまうのです。
一度死滅した浄化槽を復活させるには、専門業者による清掃や汲み取りが必要になり、数万円の無駄な出費(自腹)が発生してしまいます。
2. 売却時に発覚する「浄化槽の寿命」と「下水接続義務」
いざ実家を売却しようとした際にも、この浄化槽は大きな壁になります。
古い浄化槽・ブロワーの故障リスク
築30年以上の実家の場合、地中の浄化槽本体にヒビが入って汚水が漏れていたり、ブロワーが経年劣化で寿命を迎えていたりすることが少なくありません。
これらが売却の直前や、買主への引き渡し後に発覚すると、売主の責任で数十万円をかけて修理・交換を求められるトラブルに発展します。
「公共下水道への切り替え」を求められるケース
八潮市内でも、昔は浄化槽だったエリアに、現在は公共下水道が整備されている場所が多くあります。
目の前の道路まで下水道がきている場合、新しく家を買う人(買主)は「臭いや維持費のかかる古い浄化槽ではなく、下水道に接続してほしい」と要求してくるのが一般的です。
古い浄化槽を掘り起こして撤去し、下水管を敷地内に引き込む工事には、数十万円から百万円近い費用がかかることもあり、これを「売却価格から値引きしてほしい」と足元を見られる原因になります。
3. 「一括査定サイト」の机上査定では設備は見えない
「とりあえずいくらで売れるか、ネットの一括査定に出してみよう」 そうして出てきた高い査定額には、こうした「浄化槽の撤去費用」や「ブロワーの故障リスク」は一切加味されていません。
一括査定サイトの営業マンは、土地の広さと築年数だけで機械的に金額を出します。
実際に現地を見て「下水道が通っているか」「浄化槽のブロワーは正常に動いているか」といった設備の泥臭い確認を行わないため、いざ売買契約の直前になってこれらの問題が発覚し、査定額から大幅に数百万円の値下げを要求されるという悲劇が起こるのです。
まとめ:売却活動の前に、まずは「インフラの現状把握」を
不動産は、上モノ(建物)の綺麗さ以上に、地中に埋まっている「目に見えない設備」の状況が取引の安全性を大きく左右します。
空き家の電気を止める前に。
そして一括査定サイトに登録して不特定多数の業者に情報を流す前に。
当社は、八潮市で35年以上の実績があり、地元のインフラ整備状況や古い家の設備事情を知っています。
浄化槽の扱いや下水への切り替え費用、さらにはそのままの状態で買い取ってくれる業者の手配まで、お客様が後から思わぬ自腹を切らなくて済む、最も安全な出口戦略をご提案します。
【八潮市の古い実家、設備の老朽化でお悩みの方へ】
☑️ 実家が浄化槽を使っているか、下水道か分からない
☑️ 誰も住んでいない家の電気を止めていいか迷っている
☑️ 目に見えない不具合で、売却後にトラブルになるのが怖い
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