家を売ろうと考えたとき、多くの方が最初に気にされるのは「いくらで売れるか」です。
そして次に気になるのが、「どのくらいの期間がかかるのか」ではないでしょうか。
住み替えの予定がある方、相続した家の手続きを進めている方、住宅ローンの返済を考えている方にとって、売れるまでの期間は、資金の計画や引っ越しの時期に直接かかわります。
この記事では、八潮市で不動産の仲介・買取を行う当社の立場から、家を売るときの流れと、それぞれの段階でかかる期間の目安を解説します。
家の売却は、相談から引き渡しまで「6か月前後」が目安です
仲介で家を売る場合、ご相談から引き渡しまでは、おおむね6か月前後が目安です。
全体の流れと期間の内訳は、次のとおりです。
| 段階 | 期間の目安 | 売主様がすること |
|---|---|---|
| ① 相談・査定 | 2週間〜1か月 | ご希望の整理、書類の準備、査定結果の確認 |
| ② 媒介契約 | 数日〜1週間 | 売り出し価格と、依頼する会社・契約の種類を決める |
| ③ 販売活動 | 3か月前後 | 内覧の対応、価格の見直しの判断 |
| ④ 売買契約 | 1日(準備に1〜2週間) | 条件の交渉、契約書への署名・押印、手付金の受け取り |
| ⑤ 決済・引き渡し | 契約から1〜2か月 | 引っ越し、ローンの完済、鍵の引き渡し |
いちばん長いのは、③の販売活動です。
買主様が見つかる時期は、価格や物件の条件、売り出す時期によって大きく変わります。
早ければ1か月ほどで決まることもあれば、半年以上かかることもあります。
ここからは、それぞれの段階でどんなことをするのかを、順番に見ていきます。
① 相談・査定(2週間〜1か月)
まずは「いくらで売れそうか」を知る
最初の段階は、不動産会社への相談と査定です。
査定には、大きく分けて2つの方法があります。
かんたん査定(机上査定)は、住所や広さ、築年数をもとに、周辺の取引事例から金額の目安を出す方法です。
当社では、最短で当日中に目安をお伝えしています。
訪問査定は、実際に建物を見て、室内の状態や日当たり、道路の状況などを確認したうえで金額を出す方法です。
現地での確認は30分〜1時間ほどで、その後、売り出し価格の提案書をお渡しします。
「まだ売るか決めていない」という段階でも、査定は受けられます。
価格がわかると、住み替えの計画や、相続した家をどうするかの話し合いが進めやすくなります。
この段階で確認しておきたい4つのこと
査定と同じ時期に、次の4つを確認しておくと、あとで慌てずにすみます。
1. 住宅ローンの残高
ローンが残っている場合、売った代金でローンを返し終えられるかが大切です。
金融機関から届く返済予定表などで、今の残高を確認しておきましょう。
2. 登記簿の名義と住所
家の名義が亡くなったご家族のままになっている場合は、売る前に相続登記が必要です。
また、登記簿の住所が今の住所と違う場合は、住所変更の登記が必要になります。
2026年4月からは、住所変更の登記も義務になりました。
(くわしくは「不動産を売る前に確認を。2026年4月から住所変更登記が義務に」をご覧ください)
3. 土地の境界
隣の土地との境界がはっきりしているかも確認します。
境界を示す杭(境界標)がない場合や、測量図が古い場合は、売る前に測量をすることがあります。
4. 手元にある書類
権利証(登記識別情報)、固定資産税の納税通知書、購入したときの契約書や図面などがあると、査定の金額がより正確になります。
(必要な書類は「売却の必要書類チェックリスト」にまとめています)
② 媒介契約(数日〜1週間)
依頼する会社と、契約の種類を決める
査定の結果を見て売ることを決めたら、不動産会社と「媒介契約」を結びます。
媒介契約とは、買主様を探す仕事を不動産会社に依頼する契約です。
媒介契約には3つの種類があります。
| 一般媒介 | 専任媒介 | 専属専任媒介 | |
|---|---|---|---|
| 複数の会社への依頼 | できる | できない | できない |
| 自分で見つけた買主様との直接の取引 | できる | できる | できない |
| 契約の期間 | 決まりなし | 3か月以内 | 3か月以内 |
| 売主様への報告 | 決まりなし | 2週間に1回以上 | 1週間に1回以上 |
| レインズへの登録 | 決まりなし | 7日以内 | 5日以内 |
レインズとは、不動産会社どうしが物件の情報を共有するしくみです。
レインズに登録されると、ほかの不動産会社からも買主様を紹介してもらえるようになります。
なお、2025年1月からは、レインズに登録した物件の「取引状況」(公開中、購入申込みあり など)を登録することが、不動産会社に義務づけられました。
売主様も、不動産会社から受け取る登録証明書の2次元コードから、ご自身の物件がどのように紹介されているかを確認できます。
売り出し価格の決め方
媒介契約のときに、売り出し価格も決めます。
売り出し価格は、査定の金額をもとに、「いつまでに売りたいか」を考えて決めるのが基本です。
相場より高く売り出すと、時間がかかったり、途中で値下げが必要になったりすることがあります。
反対に、期限がある場合は、少し早く決まりやすい価格から始める方法もあります。
③ 販売活動(3か月前後)
広告を出して、買主様を探す
媒介契約を結ぶと、不動産会社が販売活動を始めます。
当社では、レインズへの登録のほか、SUUMO・アットホームなどの不動産ポータルサイトや、当社のホームページに物件を掲載しています。
八潮市はつくばエクスプレスで都心に出やすく、子育て世代を中心に家を探している方が多い地域です。
内覧の対応
購入を考えている方から問い合わせがあると、内覧(物件の見学)の日程を調整します。
住みながら売る場合は、内覧の日時をご都合に合わせて決められます。
内覧の前には、玄関や水回りを片付けておくと、印象がよくなります。
大がかりなリフォームは、費用の分だけ高く売れるとは限らないため、基本的にはおすすめしていません。
反響が少ないときは、価格を見直す
売り出してから1〜2か月たっても問い合わせや内覧が少ない場合は、価格の見直しを考えるタイミングです。
不動産会社からの報告で、問い合わせの数や、内覧した方の感想を確認しながら判断します。
当社の実感として、八潮市内の戸建ては、相場に合った価格で売り出した場合、3か月前後で買主様が決まることが多いです。
ただし、駅からの距離や建物の状態、売り出す時期によって、期間は前後します。
④ 売買契約(準備に1〜2週間)
購入申込みから契約まで
買主様が見つかると、「購入申込書」を受け取ります。
購入申込書には、希望する価格や引き渡しの時期、住宅ローンを使うかどうかなどが書かれています。
条件を調整して合意できたら、売買契約を結びます。
契約の前には、不動産会社が買主様に「重要事項説明」を行い、物件や取引の条件をくわしく説明します。
契約の日にすること
売買契約の日には、売主様と買主様が契約書に署名・押印し、買主様から手付金を受け取ります。
手付金は、売買価格の5〜10%ほどが一般的です。
契約書では、引き渡しの日や、売ったあとに見つかった不具合への対応(契約不適合責任)なども決めます。
建物が古い場合は、売主様の責任の範囲を限る取り決めをすることもあります。
⑤ 決済・引き渡し(契約から1〜2か月)
残りの代金を受け取り、鍵を渡す
売買契約から引き渡しまでは、1〜2か月ほどが一般的です。
この間に、買主様は住宅ローンの手続きを進め、売主様は引っ越しの準備をします。
引き渡しの日(決済日)には、多くの場合、買主様が住宅ローンを借りる金融機関に集まって、次のことを一度に行います。
- 買主様から、売買代金の残り(手付金を除いた分)を受け取る
- 売主様の住宅ローンを返し終え、抵当権を消す手続きをする
- 司法書士が、名義を買主様に移す登記を申請する
- 固定資産税などの精算をする
- 鍵や書類を買主様に渡す
当社では、決済の日まで担当者が同行し、手続きがスムーズに進むようお手伝いします。
売ったあとの確定申告
家を売って利益が出た場合は、売った年の翌年に確定申告が必要です。
確定申告の期間は、原則として翌年の2月16日から3月15日までです。
ご自宅を売った場合は、利益から最大3,000万円を差し引ける特例があります。
この特例を使うと税金がかからない場合でも、確定申告は必要です。
忘れずに準備しておきましょう。
期間が延びやすい5つのケース
次のような場合は、6か月前後よりも時間がかかることがあります。
当てはまりそうな方は、早めにご相談ください。
1. 相続登記が済んでいない
名義が亡くなった方のままでは、家を売ることができません。
相続人の調査や戸籍の収集、遺産分割協議に時間がかかると、売り出すまでに数か月かかることもあります。
(相続した家を売るときの準備は「相続した実家、売る前にやること」で解説しています)
2. 土地の境界が決まっていない
境界を確定させる測量では、お隣の方に立ち会っていただく必要があります。
日程の調整や話し合いによっては、2〜3か月以上かかることもあります。
3. 住み替え先が決まっていない
住みながら新しい家を探す場合は、売る時期と買う時期を合わせる必要があります。
新しい家が見つかるまで、売却の引き渡しを待ってもらうように調整することもあります。
4. 売り出し価格が相場より高い
価格が相場より高いと、問い合わせが少なく、販売期間が長くなりがちです。
長く売れ残ると「何か理由がある物件なのでは」と思われ、かえって値下げ幅が大きくなることもあります。
5. 建物が古い、または土地の形が特殊
築40年を超える家や、再建築に制限がある土地などは、買主様が限られるため、時間がかかることがあります。
古い家を残したまま売るか、解体して更地で売るかによっても、期間と手元に残る金額が変わります。
(土地の価格の目安は「八潮市の土地、いくらで売れる?」をご覧ください)
早く・確実に売りたいときの方法
「期限までに必ず売りたい」「販売活動に時間をかけたくない」という場合は、仲介以外の方法もあります。
不動産会社の直接買取
不動産会社が買主になって、家を直接買い取る方法です。
買主様を探す期間がないため、最短7日ほどで現金化できます。
価格は相場の7〜8割ほどが目安になりますが、仲介手数料がかからず、荷物が残ったままでも売ることができます。
(くわしくは「八潮市の不動産買取」をご覧ください)
買取保証つきの仲介
決めた期間は仲介で高く売ることに挑戦し、期間内に売れなかった場合は、あらかじめ約束した金額で不動産会社が買い取る方法です。
「いつまでに、最低いくらで売れるか」がわかるので、住み替えの資金計画が立てやすくなります。
(くわしくは「買取保証について」をご覧ください)
まとめ
- 仲介で家を売る場合、相談から引き渡しまでは6か月前後が目安です
- いちばん長いのは販売活動で、3か月前後が目安です
- 売買契約から引き渡しまでは、1〜2か月ほどかかります
- 相続登記、境界、住み替え、価格、建物の状態によって、期間は長くなることがあります
- 期限がある場合は、直接買取や買取保証つきの仲介も選べます
売却の期間は、最初の準備で大きく変わります。
「いつまでに売りたいか」が決まっている方ほど、早めに査定を受けて、全体の予定を立てておくことをおすすめします。
三共コスモスにご相談ください
三共コスモスは1990年の設立以来、八潮市を中心に、草加市・三郷市などで不動産の仲介・買取を行ってきました。
当社では、仲介で売る場合と、当社が直接買い取る場合の両方の金額をお伝えしています。
売れるまでの期間と手元に残る金額を比べたうえで、いちばん合う売り方を選んでいただけます。
相続した家の場合は、提携の南出行政書士事務所と一緒に、相続の手続きから売却までを1つの窓口で進められます。
売り方の比較や、よくあるご質問は、「八潮市の不動産売却・無料査定」のページにまとめています。
まだ売るか決めていない段階でも、お気軽にご相談ください。



