家を売り出してから何か月もたつのに、買主が決まらないことがあります。
最初のころは問い合わせがあったのに、だんだん連絡が少なくなると、このまま売れないのではないかと不安になる方も多いと思います。
売れないときに、すぐ値下げをすればよいとは限りません。
売れない理由が価格ではなく、広告や内見の準備にある場合もあるからです。
一方で、仲介で買主を探し続けるより、買取に切り替えたほうが手元に残るお金が多くなることもあります。
この記事では、売れない理由の見分け方と、見直しの順番、買取に切り替える判断の目安を、八潮市で不動産仲介・買取を行う当社の立場から解説します。
売れない理由は、問い合わせと内見の数で見分ける
売れない理由を探すときは、まず「問い合わせの数」と「内見の数」を確かめます。
どの段階で止まっているかによって、直すところが変わるからです。
| 今の状況 | 考えられる理由 | 見直すところ |
|---|---|---|
| 問い合わせがほとんどない | 価格が高い、広告で魅力が伝わっていない | 価格、写真、掲載している媒体 |
| 問い合わせはあるが内見に来ない | 写真や条件を見て候補から外れている | 間取り図、写真、住宅ローンの条件 |
| 内見はあるが申し込みがない | 室内の印象、まわりの環境、価格との釣り合い | 片付け、掃除、におい、価格 |
| 申し込みはあるが契約にならない | 住宅ローンの審査、買主の条件 | 土地や建物の条件、売り方 |
問い合わせや内見の数は、不動産会社に聞けばわかります。
専任媒介や専属専任媒介の契約では、不動産会社は売主に活動の状況を定期的に報告することになっています。
報告を受けるときは、件数だけでなく、内見に来た方の感想も聞いてみましょう。
レインズの状況も確かめる
レインズは、不動産会社どうしが物件の情報を共有するしくみです。
ここに物件が正しく載っていないと、ほかの不動産会社がお客様に紹介できません。
専任媒介や専属専任媒介の場合は、レインズに登録したときに、不動産会社から登録証明書を受け取ります。
2025年1月からは、物件の取引の状況をレインズに登録することが不動産会社の義務になりました。
売主は、登録証明書の案内から専用の画面に入って、自分の物件が「公開中」になっているかを確かめられます。
値下げの前に見直す3つのこと
1. 写真と広告の内容
家を探す方の多くは、インターネットで物件を見つけます。
写真が暗い、室内の写真が少ない、荷物が写り込んでいるといった場合は、物件そのものを見てもらえません。
空き家であれば、明るい時間に掃除をしてから撮り直すだけで、印象が変わることがあります。
おすすめの点が広告に書かれているかどうかも、確かめてみましょう。
2. 内見のときの印象
内見はあるのに決まらない場合は、室内の印象を見直します。
片付け、水まわりの掃除、におい、庭の草などは、大きな費用をかけなくても直せることが多いところです。
住みながら売っている方は「住みながら家を売るときの内見の準備」を、空き家の荷物が気になる方は「実家の片付け、売る前にどこまでやる?」もご覧ください。
3. 住宅ローンが使える物件かどうか
家を買う方の多くは、住宅ローンを使います。
再建築不可の土地や、道路への接し方に問題がある土地などは、ローンが組みにくいため、買える人が限られてしまいます。
こうした物件は、価格を少し下げても、なかなか買主が見つからないことがあります。
くわしくは「住宅ローンが組みにくい土地は、どう手放す?」で解説しています。
値下げをするときの考え方
広告や内見の準備を見直しても反応がなければ、価格を見直します。
まわりの売り出し物件とくらべる
買主は、同じ地域の物件をいくつもくらべて検討しています。
同じくらいの広さや築年数の物件より高く見えると、候補に入れてもらえません。
当社の「八潮市の売却相場チェック」では、地域ごとの相場の目安をご覧いただけます。
下げる前に、手取りを計算する
価格を下げると、手元に残るお金も減ります。
住宅ローンが残っている場合は、売れた金額でローンを返しきれるかどうかも確かめておく必要があります。
「手取り計算」のページで、売却価格と手取りの関係を試算できます。
少しずつ何度も下げるより、見直す時期を決める
少しずつ何度も下げていると、買い手から見て、まだ下がるのではないかと思われてしまうことがあります。
いつ、いくらまで下げるかを、不動産会社と先に決めておくと、迷わずに判断できます。
媒介契約の更新は、見直しのよい区切り
不動産会社に売却を頼む媒介契約には、期間があります。
専任媒介と専属専任媒介の契約期間は3か月以内で、更新するには売主の申し出が必要です。
一般媒介でも、3か月を区切りにすることが多いです。
売り出してから3か月は、売り方を見直すよい時期です。
更新の前に、次のことを担当者に確かめてみましょう。
- この3か月の問い合わせと内見の数
- 内見に来た方の反応
- 次の3か月で何を変えるのか
- 今の価格で売れる見込みはあるのか
売れていないのに、次の3か月も同じやり方を続ける提案しかない場合は、不動産会社を変えることも考えられます。
売却の流れと期間の目安は「八潮市で家を売るときの流れと期間」で解説しています。
買取に切り替える判断の目安
見直しをしても売れない場合は、不動産会社に直接買い取ってもらう方法があります。
買取の価格は、仲介で売れる価格の7〜8割ほどが目安です。
そのため、時間に余裕があって、物件の条件にも問題がなければ、まずは仲介で売るほうがよい場合が多いです。
次のような場合は、買取を検討してみる価値があります。
| 判断の目安 | 買取が向いている理由 |
|---|---|
| 売る期限が決まっている | 住み替えや相続税の支払いなど、期限までに現金にできる |
| 空き家の維持に費用がかかっている | 固定資産税、草刈り、管理の費用が続かなくなる |
| 何度か値下げをしても反応がない | これ以上下げると、買取の価格と差がなくなることがある |
| 建物の不具合が多い | 雨漏りや傾きがあっても、そのまま買い取れることがある |
| ローンが組みにくい物件である | 買主のローンの審査を待たなくてよい |
| 近所に知られずに売りたい | 広告を出さずに売ることができる |
切り替える前に、手取りでくらべる
仲介と買取は、売り出し価格ではなく、手元に残るお金でくらべます。
仲介では、仲介手数料がかかり、売れるまでの固定資産税や管理の費用も続きます。
当社の直接買取では仲介手数料がかかりません。
売れるまでの期間が1年延びれば、そのぶんの費用も考えておく必要があります。
くらべ方は「手元に残るお金で比べると?」で、買取価格の決まり方は「買取価格の決まり方」で紹介しています。
相続した空き家は、特例の期限にも注意
相続した空き家を売るときは、一定の条件を満たすと、譲渡所得から3,000万円まで控除できる特例があります。
この特例には、相続が始まってから3年を経過する年の12月31日までに売るという期限があります。
売れないまま期限が近づいている場合は、買取も含めて早めに考えておきましょう。
条件は「相続空き家の3000万円控除」をご覧ください。
税金の計算は、税理士にご確認ください。
他社に売却を頼んでいるときの注意点
買取を考えるときは、今の媒介契約の期間を確かめてください。
専任媒介や専属専任媒介の期間中に、途中で契約を解除したり、ほかの会社を通じて売ったりすると、費用や違約金を請求されることがあります。
契約書の内容を確かめて、できれば契約期間が終わる時期に合わせて動くと安心です。
契約期間の途中でも、買取の価格を聞いて比べておくことはできます。
当社では、ほかの会社に売却を頼んでいる最中のご相談もお受けしています。
迷ったときは「買取保証つき仲介」
仲介を続けるか買取にするかを、今すぐ決められない場合もあると思います。
買取保証つき仲介は、決まった期間は仲介で買主を探し、売れなければ、あらかじめ決めた価格で当社が買い取る方法です。
高く売れる可能性を残しながら、いつまでに手放せるかの見通しを立てられます。
くわしくは「買取保証つき仲介」をご覧ください。
八潮市で家を売るときに考えたいこと
八潮市は、つくばエクスプレスの八潮駅の周辺と、駅から離れた地域とで、買主の探し方が変わります。
当社の実感としても、同じ八潮市の中で、広さや築年数が近くても、場所によって売れるまでの期間には差があります。
駅から離れた地域では、車を使う方が買主になることが多いので、駐車スペースの広さや、買い物のしやすさも大切な情報です。
売れないときは、広告の中で、そうした点が伝わっているかどうかも確かめてみてください。
よくあるご質問
売り出してどのくらいで、売れないと考えればいいですか?
物件や地域によって違いますが、媒介契約の区切りである3か月を、最初の見直しの時期にするのがおすすめです。
問い合わせや内見の数を確かめて、次の3か月の売り方を決めましょう。
値下げと買取は、どちらを先に考えるべきですか?
時間に余裕があるなら、広告や内見の準備を見直して、それから値下げを考えるのが一般的です。
売る期限がある場合や、値下げをしても反応がない場合は、買取の価格も聞いたうえで比べると判断しやすくなります。
荷物が残っていても、買い取ってもらえますか?
当社の直接買取であれば、荷物が残ったままでも買い取ることができます。
くわしくは「残置物(家財)がある家の売却」をご覧ください。
買取のあとで、建物の不具合を責められませんか?
当社の直接買取では、売主が建物の不具合について責任を負わない形で買い取ることができます。
くわしくは「売却後の責任(契約不適合責任)」をご覧ください。
まとめ
- 売れない理由は、問い合わせと内見の数で、どの段階で止まっているかを見て見分ける
- 値下げの前に、写真と広告、内見の印象、住宅ローンが使える物件かどうかを見直す
- 媒介契約の3か月の区切りは、売り方を見直すよい時期
- 売る期限がある、維持費が重い、値下げをしても反応がない場合は、買取を検討する
- 仲介と買取は、売り出し価格ではなく手元に残るお金でくらべる
売れない期間が長くなるほど、気持ちの負担も、費用の負担も大きくなります。
今の売り方を見直すところから、始めてみてください。
三共コスモスにご相談ください
三共コスモスは、1990年の設立から八潮市で36年、不動産の売買に携わってきた地元の不動産会社です。
仲介も買取も行っているため、売り方の見直しから買取への切り替えまで、同じ窓口でご提案します。
- 売り出しても売れなかった家のご相談もお受けしています
- 古い家が建ったまま、荷物が残ったままでもご相談ください
- 当社が直接買い取る場合、仲介手数料は0円です
- 相続の手続きは、当社代表が運営する南出行政書士事務所と連携してお手伝いできます
買取については「八潮市の不動産買取」のページにまとめています。
査定のご依頼は「八潮市の不動産売却査定」から承っています。
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